「理」が勝ちすぎると軋む、
「情」が勝ちすぎると緩む。
人は「感情」で動き、理屈でその動きを正当化する。
「情」には、「感情」に訴える効果があり、「理」には論理的に行動を後押しする効果がある。
つまり、「理」で理解させ、「情」でやる気にさせる。
「理」だけでは、頭で理解しても行動が伴わない。
「情」だけでは、やる気になって行動しても、理屈を理解していないので続かない。
環境の変化が著しい現代こそ、「理」と「情」、経営者のバランス感覚が問われる時代になっている。
書物で知る限り、松下電器創業者の松下幸之助氏は、この「理」と「情」を操る魔術師のように思える。相手の心に触れ、相手を理解させて、そしてやる気にさせる。
従業員育成、従業員とのコミュニケーションにおいて、「理」と「情」、少し気にかけてみてはどうだろうか。