企業にとって顧客を大切にすることは当然のことですが、社員を大切にしない会社は、顧客も大切にできない。

社員にも家族があり生活があり、人生がある!

社員も顧客の一人である。

かつて中小企業では年末になると、会社もしくは経営者の自宅で、「餅つき大会」が催されたもの。

各従業員の家族が一堂に集まって、コミュニケーションをとりながら各家庭の鏡餅をついて持ち帰らせたものです。

この様な事が現代では難しくなってきており、鏡餅を持たせることが出来ないから、その代わりとして年末に一時金を支給することを現代では「餅代」と称しています。(餅代の語源は諸説ありますが)

この「餅つき大会」もかつては従業員やその家族に対して、経営者の気持ちの表れとして行われていた。

“一年間ご苦労様” “家族で無事に良い年を迎えてくれ” という経営者からの慰労と感謝のメッセージであった。

その様な機会を持つことで、経営者自らが、従業員の家族ともつながる機会を持っていたということ。

よって、かつての中小企業は家族的で、一体感があったといわれる。

ここから言えることは、

社員の家族を大切にする企業は逆境にも耐えうる力を発揮する。

なぜなら、家族を大切にすると、家族が社員の頑張りを後押ししてくれるのだから。